ヒノキ間伐材でつくった ユアン石けん置き を使うだけでエシカル消費に
日本と台湾にしか分布しないヒノキ
阿原YUANでは、石けんやエッセンシャルオイルに使われているヒノキ(檜木)。天然のヒノキは、日本と台湾にしか生息しない貴重な樹木だということをご存知でしょうか?台湾ヒノキは、日本のヒノキに比べて油分が多いことが特徴で、ユアンでは台湾ヒノキの油を使って製品がつくられています。日本も南にいくほど、光合成が活発で大きく強いヒノキが育ち油成分が多くなるそうです。
ヒノキ間伐材利用の石鹸置き
そこで、阿原YUANでは環境に配慮し、日本ヒノキの間伐材を利用した製品「ユアン石けん置き(四万十ひのき製)」を販売いたします。
間伐材は、使い道が無ければ捨てられてしまうものですが、良いデザインでアップサイクルすれば私たちの生活を豊かにするエシカルアイテムに生まれ変わるのです。
※エシカル消費・商品(ethical)とは…
英語で「倫理的」や「道徳的の」という意味です。倫理的と聞くと難しい表現なのですが、具体的には、「自然を有効活用する。」「環境にやさしいものを使う。」など、「人や環境に配慮する考え方、人や環境に配慮した製品を選ぶ行動」 という意味で使われています。
台湾ヒノキのように油分が多い 高知県「四万十ヒノキ」に注目
出典:奥四万十時間 高知県奥四万十エリアの魅力発信サイトより
https://okushimanto.jp/about/river
ヒノキと聞いて思い浮かぶものは、建材、ひのき風呂、まな板、アロマ、虫除けと身近に様々あると思いますが、丈夫で香り高い木として私たちの生活の中で大活躍ですね。
日本最後の清流と言われる高知県の西部を流れる四万十川。四万十川流域は日本を代表する良質なヒノキの産地として知られ、古くから寺社仏閣や建材の木材として使われてきました。
ほんのりとした桜色と爽やかな香り、美しい木目をもつ四万十ヒノキは、天然油分が豊富な素材なので、「優れた殺菌作用」と「水切れの良さ」が特徴です。
「四万十ヒノキ」がもつこの優れた性質が、ユアンソープとも相性がよく、石けん置きをつくるにあたり最適な素材だと考えました。
間伐とは? 森林が元気に生き続けるために必要な作業
間伐された太陽光が林床に届いている状態
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/suisin/kanbatu.html 出典:林野庁
森林を伐採すると聞くと、良いイメージはないかもしれませんが、「間伐する」ことは森林にとって良い効果があります。
間伐とは、樹木の生育を促すために木を間引く伐採のこと。森林の荒廃を防ぐことで自然環境を守る作業です。樹木が密集していると、林床に太陽光が届かず日当たりが悪くなるため、樹木が元気に育つことが出来なくなるのです。木は根っこの部分の土の状態が良い程、丈夫な樹木が育ちますが、元気に育つための栄養分を適切に摂れなければ、栄養不足の木ばかりが育ってしまいます。
林業で使われる木は、主に建材として使われるものが多いので、私達の生活を守ってくれる「住」に使われる木は丈夫でなければいけないのです。
「自然を守る」「自然を愛する」ユアンさんの想いを受け継ぎたい
「四万十ひのき」の間伐材で石けん置きをつくるにあたり、阿原YUAN台湾本社が常日頃から大切にしている 「自然のちからを自然のままに」 に今一度立ち返ることにしました。
ユアンのものづくりは、自然が相手です。2007年に現在の農場である「陽明山国家公園」のなかで見つけた現農場は、19年間耕作されていない土地でした。そこから木を伐採することなく雑草を抜き、それぞれの植物に適した環境づくりをおこないました。
阿原YUANの製品に使われているハーブは、農薬など一切使われていない、自然のままに育った天然ハーブなので、自然本来の環境からも身を守る生命力の強さが必要です。薬品を使わないため、ユアンのハーブにとっては、健康な土や太陽の光、湧水こそが、最高の栄養になるのです。
創業者のユアンさんが大切にしてきた 「自然を守る」「土地を愛する」 という想いを日本でつくる製品にも受け継ぎたいと思いました。
私たちは、間伐材で「石けん置き(四万十ひのき製)」をつくることで以下のSDGsのゴールに貢献します。
12 つくる責任つかう責任
間伐材について正しく理解し、使い道がなければ捨てられるヒノキの間伐材を使って、石けん置き(ソープディッシュ)をつくりました。このブログを通して、使って頂ける皆さまにも間伐材における環境への影響を正しく理解し、一緒に使っていただけたら嬉しいです。
13 気候変動に具体的な対策を
四万十ひのきの重さの半分は、大気中の二酸化酸素が固定された炭素だそうです。四万十ひのきを使うことは、大気中のCO2の削減につながります。
15 陸の豊かさも守ろう
日本の国土のおよそ7割は森林、これは森の国として知られるフィンランドに匹敵する数字だそうです。しかしながら現在では、日本国内で使用される木材の60%以上が海外からの輸入木材が占めています。日本国内には豊富な木材があります。阿原YUANの「土地を愛する」想いを受け継ぎ、日本の名産である、高知県の四万十ヒノキを選びました。
最後に
私たち阿原YUANの製品は、自然が元気でなければ成り立ちません。今、私たちが取り組める環境への活動として、日本国内で育ったヒノキの間伐材を利用した石けん置き(ソープディッシュ)をつくることで、少しでも自然に恩返ししたいと思います。小さなことから1つずつ。皆さんも阿原YUANの想いに寄り添っていただけたら嬉しいです。