二十四節気「処暑（しょしょ）」2024

JUN KOJIMA 著2024, 8月 22

みなさん、こんにちわ。

暑去涼來（暑さ去り涼しさ来たる）
秋風送爽（秋風心地よく吹き）
農作忙收穫満（農作忙しく収穫満ちる）
拜灶神謝天地（かまどの神に感謝し天地に祈る）

「處」という字には「終わり」を意味し、暑さが終わりに近づいていることを表しています。この時期は、暑さが終わりを告げ、白鶴草が花を咲かせる季節でもあります。可愛らしい小さな花が田野を彩り、忙しく働く人々に一筋の慰めをもたらします。

白鶴草は、小さな白い花が飛翔する白鶴に似ており、その効能は霊芝に似ているため「白鶴霊芝草」とも呼ばれます。一見平凡に見えながらも、内に秘めた力を持つ草本植物で、涼性があり甘美な味わいが特徴です。肺を潤し、熱を下げ、虫を追い払い、リラックス効果があります。台湾の家庭での保健飲料として、他の青草とともに煮出してよく用いられます。阿原はこの白鶴草を製品にも応用し、白鶴草の石鹸を発売しました。温かく肌を滋養し、活力を与える製品です。

古くから、處暑の節気は三つの期間に分けられると言われています。一つ目は「鷹乃祭鳥」（鷹が鳥を盛んに捕獲し始める）、二つ目は「天地始肅」（天地の万物が次第に凋落する）、三つ目は「禾乃登」（禾は農作物の総称であり、登は成熟を意味します）。つまり、秋の豊作はこの節気から始まるのです。昔の農家では、この時期に灶神を祭り、天からの糧食の恵みに感謝し、豊作と家族の平安を祈りました。

※處暑の處は「処」の旧字体です。

｜処暑（しょしょ）とは？

2024年の処暑は8月22日に訪れます。処暑は、二十四節気の14番目にあたる節気であり、「暑さが止む」と書いて「処暑」と読みます。この時期、暑さが和らぎ始め、秋の訪れを感じさせる季節がやってきます。太陽が黄経150度に達する頃で、日差しが徐々に柔らかくなり、朝晩には涼しさが感じられるようになります。

処暑は、夏から秋への移行期であり、農作物の収穫期でもあります。稲穂が黄金色に染まり、農家の人々は収穫に忙しくなります。また、古来からこの時期は、神々への感謝を込めて祭りを行う風習があり、収穫の豊かさを祈りながら大地の恵みに感謝する時期でもあります。

｜そんな処暑、この時期は

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