二十四節気「秋分（しゅうぶん）」2024

JUN KOJIMA 著2024年9月22日

みなさん、こんにちわ。

秋分之至（秋分至りて）
寒暑相當（寒暖交わる）
熬綠豆解秋燥（緑豆を煮て秋の乾きを癒す）
田間豐收五穀飄香（田は豊穣五穀の香り漂う）

秋分が訪れ、昼と夜が均等に分かれる秋の色合い、
田野には豊かな収穫が広がります。

秋分とは何を分けるのか

秋分と春分は、昼と夜の長さが均等になる日です。太陽がほぼ真っ直ぐ赤道を照らし、季節の転換点を迎えます。秋風がそよぎ、稲の香りが広がるこの季節は、収穫と感謝の時期であり、自然界の新たな姿が始まる季節でもあります。

月を祭り、緑豆を煮る

この時期、民間の風習は色とりどりです。古くから台湾の一部の地域では「月祭り」の儀式が行われており、中秋節に近いこの時期には、満月に向けて家族の団円と豊作を祈願します。また、緑豆スープを煮ることも重要な伝統行事の一つです。緑豆は、体を冷やし毒素を排出する効果があり、秋の乾燥に適しています。氷砂糖を加えると、甘さが引き立つ一杯の緑豆スープが、家族伝統の秋の味わいとなります。

節気に順応し、健康を保つ

本来、秋分の頃は、気温が下がり、体が変化に順応するために、食事や生活習慣を調整する必要があります。緑豆スープを煮ることに加え、ゆり根やシロキクラゲなど、気を補い肺を潤す食材を適度に摂取するのもおすすめです。阿原YUANは、自然の良方と保養の知恵を受け継ぎ、ハトムギリョクトウソープを作りました。夏の暑さを乗り越えた後の肌を健やかに保ち、保湿する手助けをします。季節に合わせたケアが、養生の道です。

｜秋分（しゅうぶん）とは？

秋分（しゅうぶん）とは、二十四節気の一つであり第16にあたります。春分と並んで昼と夜の長さが等しくなる日です。太陽が赤道上にほぼ直立し、季節の大きな転換点を迎えます。秋分は、その名の通り「秋を分ける」日であり、これを境に日が短くなり、夜が次第に長くなります。涼やかな秋風が吹き、田んぼの稲が黄金色に輝き、収穫と感謝の時期が訪れるのです。

秋分はまた、自然界が静かに次のサイクルへ移行する準備をする時期でもあります。動物たちは冬に向けて食糧を蓄え、植物は次の春に向けて種を落とします。私たち人間も、この時期には自然のリズムに合わせて、心身を整えることが大切です。