┃雨水 – 細雨にほどけて、春が動きだす
細い雨が落ち、空気がふっとやわらぐころ。
水の気配が土にしみ入り、春の流れが静かにはじまります。
氷雪はゆっくりゆるみ、万(よろず)のものが雨の滋養を受け取って、
湿りのなかで次の芽吹き支度を整えていきます。
【今日の節気|暮らしのメモ】
1.胃腸をいたわる温め支度
雨水は湿りが増え、からだが重だるく感じやすい時季。食は温かく、味つけは軽やかに寄せるのが無理がありません。小豆、はとむぎ、山芋などを、スープや粥にして取り入れると、日々の調子が整いやすく、気分も自然と軽くなります。
2.湿りをためない、清爽のひと手間
湿った冷えが続くと、暮らしの中にもべたつきが残りがちです。入浴後は、からだも髪も「拭き切る」ことを意識して、肌をさらりと保ち、湿気を日常に積ませない。それだけで、呼吸も動きも少し楽になります。
3.雨音にあずけて、心をやわらげる
雨水は、急がず歩幅を落とすのに向く節気。雨を聞く、茶をいれる、部屋を整える。
静かな時間をひとつ差し込み、心持ちを水のようにゆるめていくと、春の流れが、自分の内にも通ってくる気がします。
雨水は、春が本当に万物を養いはじめる合図。
この時季が、からだは軽やかに、日々はおだやかに進みますように。
※上記は台湾の風土がベースの文章です。
┃冷たい雨に、春の匂いが混じる 雨水
雨水の頃、日本の空気は「冬の冷たさ」と「春の湿り」を同時に含みはじめます。雪が雨へ変わる、と言われる節気ですが、実際の日本では地域差が大きく、関東でも冷たい雨の日が続いたと思えば、翌朝は薄く凍るような日もあります。湿度が上がるぶん体感は冷えやすく、風がある日は芯まで冷たさが残る。春に向かって動き出す入口に立ちながら、まだ冬の条件も手放せない。雨水はそんな「移り目の難しさ」を、いちばんはっきり感じる時期です。
そもそも雨水(うすい)とは、二十四節気の2番目。立春の次にめぐり、氷がゆるみ、雨の気配が増えていく頃を示します。暦のうえでは春が進む合図でありながら、体感はまだ冬寄り。だからこそ、無理に春へ寄せるのではなく、湿りと冷えの両方に対応しながら、暮らしの土台を整え直すのが雨水らしい過ごし方になります。
日本の風土に合わせて意識したいのは、冷えを入れない工夫と、湿りを溜めない工夫の二つです。まず外出では、首元と足元を守ること。雨で靴が冷えると、からだ全体が重く感じやすくなります。防水の靴や替えの靴下を用意する、帰宅したらすぐに足を温めるなど、ほんの小さな対策が効いてきます。室内は暖房を強くしすぎず、羽織りものやひざ掛けで調整すると、外気との温度差がきつくなりにくく、疲れも溜まりにくくなります。
食事は、温かさを中心にしつつ、味つけを軽やかに。雨水は湿度が上がって「だるさ」「重さ」を感じやすい時期なので、こってり増やすより、汁物や粥、蒸し野菜などで、胃腸が落ち着くリズムを作るほうが続きます。前述の今日の節気でもふれました小豆、はとむぎ、山芋といった食材は、日本でも日常に取り入れやすいので、味噌汁に足す、スープにするなど、無理のない形で。温かい飲みものをゆっくり飲むだけでも、冷えた呼吸がほどけていきます。
もう一つ大切なのが、洗う・乾かす・うるおすの順番です。湿った冷えが続くと、髪や肌に「冷えた水分」が残りやすく、気分まで重くなりがち。入浴後は、からだも髪も拭き切ることを丁寧にして、乾く前に必要な保湿を重ねる。雨水のケアは、足すというより、湿り方を整える作業に近いかもしれません。雨音のある夜は、照明を少し落として、深呼吸を増やす。静けさに身を預けるだけで、春へ向かう気持ちの余白が生まれます。
┃豆知識:雨水の頃に雛人形を飾る、と言われる理由
日本では、雛人形を飾り始める目安として「雨水」がよく語られます。理由のひとつは、雨水が「雪が雨へ変わり、水が動き出す頃」とされる節気であること。凍っていたものがゆるみ、春の気配が生活へ入り込むタイミングは、節句の準備を始める合図として感覚的にわかりやすかったのだと思います。
もう一つは、雛祭りそのものが「水」と縁の深い行事であることです。雛祭りの原型には、紙の人形に穢れを移して川に流す「流し雛」のような風習があり、季節の変わり目に身の回りを清め、健やかさを願う発想が根底にあります。雨水はまさに、水が世界を洗い、春へ向けて整え直していく節目なので、雛人形を出す時期として重ねられたのでしょう。
実用的な意味でも、雨水はちょうどよい頃合いです。立春すぐはまだ正月の余韻が強く、飾り替えの気分が追いつかないこともありますが、雨水(2月下旬頃)なら3月3日までに少し余白を残して整えられます。急いで飾るのではなく、ほこりを払って、台や屏風を拭き、季節の空気を部屋に迎え入れる。雨水に雛飾りが似合うのは、その「準備の所作」まで含めて、春の始動と呼吸が揃うからかもしれません。
なお、「雨水に飾ると良縁に恵まれる」などの言い伝えもありますが、これは地域差や諸説があるものです。大切なのは日付の正確さよりも、暮らしを急がず整えて、春を迎える気持ちを形にすること。雨の音を聞きながら雛飾りを整える時間そのものが、雨水らしい季節の楽しみになってくれます。
┃この季節におすすめ:送料無料アイテム
シジンソープ 四神 115g
雨水は、湿度が増えるのに、肌は乾きやすい。冷たい風と暖房の乾いた空気の行き来で、洗い上がりがつっぱりやすい一方、すっきりもさせたい。そんな相反する気分が出やすい時期です。毎日の洗顔・洗身を、奪いすぎずに心地よく整えたいときにおすすめしたいのが、シジンソープ 四神です。台湾で親しまれてきた「四神湯」にちなみ、はとむぎ種子エキス、ブクリョウタケエキス、ナガイモ根エキス、オニバス種子エキスといった植物由来成分を配合。ベースはオリーブ果実油やシア脂、ミツロウで、泡立てるとやわらかな泡が立ち、肌を包み込むように洗い上げます。香りは、ニュウコウジュ油(フランキンセンス)に、ウイキョウ果実油やキャラウェー種子油、タチジャコウソウ花/葉油などが重なり、雨の日の空気をすっと整えるような、落ち着きのあるハーブスパイス調です。
使うときは、ぬるめのお湯でしっかり泡立て、泡を転がすように短時間で。洗う時間が穏やかだと、入浴後の保湿も落ち着いて重ねやすくなり、雨水の「湿りに振り回される感じ」が少し軽くなっていきます。雨の日が続く週は、香りのある洗う時間をひとつ挟むだけでも、気分の切り替えがしやすくなります。
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雨水は、春が動き出す音が、雨の気配として先に届く節気です。冷えと湿りが同居する時期だからこそ、温め方を強くしすぎず、湿りを溜めない小さな整え方を選ぶ。拭き切る、温かい一杯をゆっくり飲む、泡でやさしく洗う。その基本を丁寧に重ねるだけで、からだも気分も春の流れに無理なく乗っていけます。
┃二十四節気
2026年の二十四節気の日付です。
二十四節気の以下記事内に、昨年掲載分のリンクが一部含まれる場合があります。
内容は順次、当年分へ更新しておりますのでご了承ください。
- 立春 02月04日
- 雨水 02月19日
- 啓蟄 03月05日
- 春分 03月20日
- 清明 04月05日
- 穀雨 04月20日
- 立夏 05月05日
- 小満 05月21日
- 芒種 06月06日
- 夏至 06月21日
- 小暑 07月07日
- 大暑 07月23日
- 立秋 08月07日
- 処暑 08月23日
- 白露 09月07日
- 秋分 09月23日
- 寒露 10月08日
- 霜降 10月23日
- 立冬 11月07日
- 小雪 11月22日
- 大雪 12月07日
- 冬至 12月22日
- 小寒 01月05日
- 大寒 01月20日
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