二十四節気「芒種（ぼうしゅ）」2025

JUN KOJIMA 著2025年6月05日

┃自然と寄り添う、芒の季節

草をかき分けて朝露を踏みしめ
若葉に触れると青い香り
籠を抱えて稲穂を揺らし
芒の季節、粒粒が農の喜びを満たす

1.芒種熟時

芒の節、稲の花咲き稔る
芒種は「芒（のぎ）のある穀物」の収穫と播種の境目。夏の収穫と夏の種まきが交わるとき。稲穂が芒を伸ばして実りを告げる季節。自然のリズムに寄り添い、新たな耕作の一歩を踏み出そう。

2.午後雷雨

午後の雷雨に備える
気温がぐっと上がり、午後は雷雨や局地的な豪雨が多い時期。外出時は傘を忘れず、天候の変化に注意を。体を濡らさず湿気を避け、健やかな毎日を。

3.防暑養心

夏を迎える、心を整える
陽気が強まり、心がざわつきやすい季節。食事はさっぱりと、早寝早起きでリズムを整えよう。忙しい日々の中にも「静」のひとときを見つけ、空間を整え、緑を育て、深呼吸。火照った心身を落ち着かせ、夏を心穏やかに迎えたい。

最も忙しい季節に、心の実りを
慌ただしい日々の中でこそ、自分だけの「静」と「実り」を大切に。

※上記は台湾の風土がベースの文章です。

┃芒種とは？

日本では、芒種（ぼうしゅ）は二十四節気のひとつで、毎年6月5日頃に訪れます。「芒種」とは、稲や麦などの芒（のぎ）をもつ穀物の種まきを行う時期を指します。稲作が盛んな日本でも、この頃から本格的に田植えが始まり、農村風景は活気づきます。芒（のぎ）はイネ科植物の穂先にある針状の部分を指し、稲作農家にとっては作物の成長を願い、収穫への期待を込めて大切にされてきました。

梅雨の走りとも重なるこの季節は、しとしとと降る雨が大地を潤し、田畑を豊かにします。一方で、湿度の高さから体調管理が難しい時期でもあります。農作業が本格化する時期に、自然の恵みと向き合いながら、一歩一歩新しい季節を迎えるための準備を整えるタイミングです。

┃雷と芒種

芒種の頃は、梅雨入りと重なることが多く、日本各地で雷雨が見られることもあります。特に午後になると、積乱雲が発達しやすく、にわか雨や雷雨が発生しやすい季節。これを「夕立」とも呼び、田畑にとっては恵みの雨ですが、外出の際は急な天気の変化に注意が必要です。雷は夏の訪れを告げる風物詩の一つでもあり、田植えの合間に稲作農家が「夏も本格化してきたな」と感じる頃でもあります。

┃そんな芒種、この時期は

湿気が増すこの季節、肌がベタつきやすく、くすみや毛穴の汚れが気になる方も多いのではないでしょうか。そんな時期におすすめなのが、阿原YUANの「レモンソープ」です。

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この季節の変わり目に、自然の恵みで肌も心もリフレッシュしてみませんか？